私のミニバスケ仲間に、

明美(あけみ)ちゃんという親友がいましたが、

もう一人、加奈(かな)ちゃんという親友がいました。

 

加奈ちゃんも私と同じ、明美ちゃんに誘われて

ミニバスケを始めた一人で、背番号は「9」でした。

 

そして、ある地区大会が、私達の地元で開催された日の事でした。

 

いつもは男子と女子は別々の日に練習をしていたので、

男子と顔を合わせる事は、ほとんど無かったのですが、

試合の日だけは一緒になりました。

 

そして、加奈ちゃんには、男子の中に初恋の人がいました。

 

背も高くてバスケも上手いイケメンでした。

 

私達3人が、体育館の壁にもたれて、だべっていた時、

その男の子が向こうから、私達の方へと歩いて来たのです。

 

すると、加奈ちゃん、さすがに恥ずかしかったのでしょうか?

 

体育座りの格好で両膝を抱えて、赤くなった顔を隠していました。

 

バスケ少女030

イラスト by 浅葱



でも、うつむく事は無く、上目づかいをして、

ジッと、その男の子の方を見ていました。

 

しかし、その男の子は、加奈ちゃんに気に入られているとも知らず、

私達の前を通り過ぎてしまいました。

 

顔を赤くして固まっている加奈ちゃんを見て、

私達二人に初恋の相手である事が一発で分かってしまいました。

 

加奈ちゃん、さすがに照れていましたね~(笑)。

 

その恋は結局、実る事はありませんでしたが、

同じ町のチームの中に好きな人がいるというのは羨ましかったです。

 

残念ながら、私には、そのような人は、いませんでしたが・・・(T_T)。