バスケ仮面バスケ仮面

アンチ・バスケット仮面派の3人が私の正体に気付き始めている・・・。

これ以上、バスケット仮面として

試合に参加するのは止めた方がいいのかな?

でも、せっかく神様から授かったバスケのスーパーテクニック。

卑怯な手である事は分かっているけど、

何の取り柄も無い私がスーパーヒーローになるには、

こうするしかないの。

やっぱり、バスケット仮面を止める訳にはいかないわ。

でも、試合に参加すればするほど正体を暴かれそうになるし・・・。

どうすればいいの?

バスケット仮面は葛藤の中、連日、試合に参加しては、

喜びと苦しみを噛みしめる事となります。

 

そんな中、バスケット仮面が現れて以来、気分の悪い小百合は、学校で、めぐみと話をします。

 

小百合小百合

めぐみちゃん、あなたがバスケット仮面なんでしょ?

めぐみめぐみ

私がバスケット仮面?

そんな訳ないじゃない。

私はバスケがヘタッピだし・・・。

小百合小百合

でも、私達が色々と調べた結果、

めぐみちゃんとバスケット仮面には共通点が沢山あるのよ。

とは言っても、バスケットの技術に関しては雲泥の差だけどね。

めぐみちゃんが初めて体育館にやって来た時、

バスケをやっている姿を見て、

とてもバスケが出来る人ではないと思ったわ。

1日で退部になるのも当然だと思った。

そのめぐみちゃんに、

あんなスーパープレイが出来るなんて考えられないのよ。

魔法使いか何かにでもバスケの能力を授けられたんでしょ?

めぐみめぐみ

そんな訳ないじゃない。

この世に、そんな魔法、ある訳無いじゃない。

小百合小百合

白状しなさいよ!

みんな迷惑しているのよ。

そんな汚い魔法を使って、スーパープレイをされても、

何の参考にもならないし、あなたがいい気分になるだけでしょ。

めぐみめぐみ

そんなに疑うのなら、

私とバスケット仮面が同一人物であるかどうか、証明してみせて。

そして、その日の練習にバスケット仮面は体育館に姿を現します。

 

小百合小百合

バスケット仮面。

あなた、「めぐみ」という女の子を知っているでしょ?

バスケ仮面バスケ仮面

え、ええ、もちろん知っているわ。

私の大事な会員様だから。

でも、なぜ、めぐみちゃんの事を?

小百合小百合

あなたのようなスター選手であれば、

ちゃんと連盟にも登録されているはずよ。

でも、調べたところ、そんな選手の登録は一切無いし、

めぐみちゃんが魔法使いに変身させられたとしか思えないの。

あなた、めぐみちゃんなんでしょ?

バスケ仮面バスケ仮面

私を、めぐみちゃんと一緒にしないで。

小百合小百合

とぼけないで。

もう正体は分かっているわ。

マスクをとって素顔を見せなさいよ。

バスケ仮面バスケ仮面

何度も言っているけど、正体を明かす事は出来ないわ。

小百合小百合

それじゃ、実力行使だわ。

私の手で正体を暴いてやるわ。

小百合の魔の手が、バスケット仮面のマスクを襲います。

 

バスケ仮面バスケ仮面

クッ!

バスケット仮面は、小百合の腕をつかむと、もう片方の手でマスクをかばい、

抵抗しますが、小百合の力の前に後ろに倒れてしまいます。

 

バスケ少女044

イラスト by 未都



すると、そこへ例のごとく、コーチが入って来ます。

 

コーチコーチ

小百合!

キャプテンであるお前までもがバスケット仮面のマスクを・・・。

美登里美登里

ち、違います。

小百合ちゃん、バスケット仮面と

試合の進め方について、もめていたんです。

そうよね、由依?

由依由依

そ、そう・・・。

バスケット仮面が、あまりにもワンマンプレイ過ぎるから・・・。

それで小百合ちゃん、マッドになって・・・。

バスケ仮面バスケ仮面

そうじゃないわ!

キャプテンは私のマスクを・・・。

正体暴きがバレる事を恐れた美登里は、とっさにバスケット仮面の口を塞ぎます。

 

バスケ仮面バスケ仮面

うぐぐ・・・。

コーチコーチ

止めろ!

ケンカはよせっ!

コーチの制止によって、その場はなんとか収まりましたが、

バスケット仮面とアンチ・バスケット仮面派の確執は消える事はありませんでした。