体育館では、いつものように練習が始まっていました。

 

明美明美

バスケット仮面、今日来るかな?

加奈加奈

も、もちろんよ。

沙耶香沙耶香

あのバスケット仮面が、あんな事ぐらいで……。

そして、チーム内の練習試合が始まる午後7時半、

バスケットゴールの上にバスケット仮面が姿を現します。

 

コーチコーチ

おお、バスケット仮面、無事だったんだな!

バスケ仮面バスケ仮面

私は、この通り大丈夫よ。

みんな心配かけてごめんね。

バスケット仮面は、ジャンプして前方に1回転、

コートの中央までやって来ると、由依を睨みつけます。

 

そして、由依の半ズボンに手を掛けると、一気に半ズボンを足元までずらします。

 

由依由依

キャーッ!

何するのよっ!

バスケ仮面バスケ仮面

スターパネルを叩き割った罰よ。

小百合小百合

け、毛糸のパンツ!

美登里美登里

由依、ブルマじゃなかったの?

慌てて半ズボンを履き直す由依。

 

明美明美

冷え性とはいえ、なにも練習の時まで穿いて来なくても。

加奈加奈

まだ若いのに恥ずかしい。

沙耶香沙耶香

スポーツ少女らしからぬ行為だわ。

由依由依

よっ、よくも私の秘密を暴露してくれたわね。

許せないっ。

バスケ仮面バスケ仮面

また同じ事をしようとしても無駄よ。

スターパネルは絶対に壊れない物になったわ。

コーチコーチ

やめろ由依。

お前が悪いんだ。

これで、おあいこだ。

由依由依

くっ!

小百合小百合

しかし、コーチ。

バスケット仮面が現れてからというものチームワークは無茶苦茶です。

美登里美登里

私達、もう限界です。

コーチコーチ

う~む……。

しかし、バスケット仮面は強力な味方。

チームから外すのは勿体無い。

みんな悩みますが、そこへ明美が提案をします。

 

明美明美

そうだ!

バスケット仮面の力を借りて全国制覇なんてどう?

加奈加奈

それは名案だわ。

沙耶香沙耶香

スパーク・エンジェルスの名を日本中に知らしめるいいチャンスよ。

小百合小百合

確かに……。

美登里美登里

日本一かぁ~。

由依由依

でも、私達のチームって、そんなに強くないよね?

コーチコーチ

そう悲観しなくてもいい。

実は、みんなのレベルもそれなりに高いのだ。

バスケット仮面を中心としたチーム作りをすれば可能だぞ。

小百合小百合

またバスケット仮面のワンマンショーですか?

コーチコーチ

いや、地区大会ぐらいなら

バスケット仮面がいなくてもなんとかなるだろう。

美登里美登里

バスケット仮面抜きという意見に賛成。

由依由依

これでまた私達のバスケが出来るぅ~。

コーチコーチ

バスケット仮面、少しの間の辛抱だ。

バスケ仮面バスケ仮面

私が参加出来ないのは悔しいけど、

地区大会以降は暴れさせてもらうわ。

そして、地区大会……。

 

キャプテンの小百合は、バラバラになっていたチームワークを

日本一になるというメンバー共通の目標を掲げる事で、うまくまとめます。

 

そして、試合の方はポイントゲッターの智子を主軸に得点を量産。

 

トーナメントを勝ち進んで行き、なんとか地区大会を突破する事が出来たのでした。